灼熱の地 トルファン

今回の旅行はウルムチを起点にして各地を巡った。
その1つがトルファンと呼ばれるウルムチからはバスで2時間ほどの場所。
トルファンシルクロードの要衛として栄えた場所で、
現在の街はそれほど大きくはないが、周囲には遺跡が点在している。
ウイグル自治区に旅行する人の大部分はトルファンを訪れるのでは?


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ウルムチのバスターミナルから、トルファン行きのバスを探す。
どこの国もそうだが、バスターミナルって何となく雰囲気が悪いな~
英語も全く通じなかったが、本数も多かったので簡単に切符を買うことができた。





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トルファンまでは高速道路をひたすら走る。
日本では見られないような広大な景色が広がっていて、大陸なんだな~と実感する。
途中、とんでもない数の風力発電のプロペラが立っていた。
さすが、中国、スケールが違う・・・これは一見の価値あり!!


トルファンに着いたのは午後2時過ぎ。
案の定、トルファンのバスターミナルに着くと、早速タクシードライバーが声をかけてくる。
明日、適当にタクシーを捜して1日チャーターして遺跡を巡ろうと思っていた。
これから見所を周ってくれるというが、これからじゃ時間が遅い気が・・・

ところが、ここウイグル自治区の夏は夜10時頃まで明るいのだ。
というのも中国は北京時間で統一されていて、
北京からの距離を考えたら本来は3時間くらいは時差があるべき場所なのである。
なので結果的に午後2時からではあったが、着いていきなり観光が始めることにした。
街を散策する間もなかったので、街の様子はまた後日。





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貸し切りタクシーは荒野のような景色の中を走り抜ける。
アメリカなんかにありそうな景色だな。






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この山は「火焔山」と呼ばれている。まるで燃えているみたいだからだ。
西遊記孫悟空が燃えさかる山を芭蕉扇で消したのはこの山だそうだ。
燃えているように見えるかな??
でもその名の通り、ここトルファンは非常に暑い。
別名、火州とも呼ばれている。






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だんだん道路も未舗装になってきて、前を進むバスが砂埃を舞い上げる。
まるでアトラクションのようだ。






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ようやく着いたのが、高昌故城と呼ばれる遺跡。
城としての面影はほとんどなかった。
このような遺跡がトルファンには散らばっている。
さすがにかなり暑いせいか、ごらんの通り観光客はほとんどいなかった。






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今回は温度計を持参してきました。
気温は45.6℃・・・
影に身を潜めないと、熱中症で倒れてしまいそうだ・・・
さすがに人気のない場所でこの温度は不安を覚える。
ミネラルウォーターも自由に手に入らなかった時代に、三蔵法師達はよく旅したものだ。
と、つい考えてしまった。