混沌の街 カルカッタ

11/15 【カルカッタ


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ベナレスからカルカッタまでは再度夜行列車を利用した。
あらかじめ寝台車のチケットを予約しておいたので、非常に快適に過ごすことができた。
3等寝台で寝台車の中では一番格下だが、横になれるスペースがあるだけでも大満足だった。
カルカッタには1泊して、明日の夜、日本へ帰る予定。



カルカッタには朝のうちに到着した。
ここはかなり都会の雰囲気だ。
一昔前まではインドの首都であり、現在でも人口は4000万人とデリーを上回っている。


駅からタクシーで中心街に向かう間に見たものは、無茶苦茶な交通状況・・・
道路は車でびっしりで、車線なんてほとんど機能してない。
少しでも前にと割り込み合いが繰り広げられる。
車と車の間は数十センチしか隙間はなく、その間を歩行者がすり抜けていくのだ。




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カルカッタは都市だけあって、観光スポットはそんなに多くない。
むしろいつ建てられたのだろうと思う崩壊しそうな建物や、
バスからこぼれ落ちそうな人々を見ているほうが面白い。


カルカッタは大気汚染がひどく、マスクをしていないと呼吸器系がおかしくなりそうだった。
一日歩いただけでも喉が痛くなってしまった。


インドに来て何日かが経ち、それなりに慣れたつもりでいたが、
カルカッタの雰囲気はさらに上を行っていた。




路地裏も混沌としている。
いろんな人がいて、いろんなモノがある。

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カルカッタは貧富の差を残したまま、街だけが発展したような感じがあり、
スーツを着たビジネスマンもいれば、アスファルトの色と同化してしまった浮浪者もいる。
もう息を引き取った人さえ道端に取り残されていた。





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日中は街を散策しながら楽しんだ。
夜になって雨が降ってきて風も強くなってきた。
この時期は雨季ではないはずだが・・・



これは日本に帰ってから知ったのだが、
この雨はバングラデシュに大被害を与えたサイクロンの影響だったのだ。
バングラデシュカルカッタから目と鼻の先にある。
そういえば確かに台風のような天気だった。
もし進路が西にずれていたら、もし来る時間が遅かったら、
帰りの飛行機に影響が出ていたかもしれない。
海外で情報が得られないのはコワイなと思ってしまった。