聖地ベナレス

11/14 その② 【ベナレス】

朝5時、まだ薄暗い中、ガンジス河へ歩いて向かった。
昨日の喧騒はどこへやら。街中はまだシーンと静まり返っている。
こんなに早起きしたのはいつ以来だろう??
今晩の列車でカルカッタへ向かうのだが、時間は十分にある。
今日は時間がある限りガンジス河の光景を目に焼き付けておこう。






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ガンジス河に着くと、早朝だと言うのにかなりの賑わいを見せていた。
すでに多くのインド人が沐浴して体を清めている。
話には聞いていたが、実際に目にするととても不思議に思えてしまう。
ボートからは観光客が沐浴の様子を眺めている。





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ガンジス河の岸にはガートと呼ばれる階段が設置されている。
ガンジス河の光景をより神秘的にしているのは、ガートに合わせて並んでいる80にも及ぶヒンズー教寺院だ。
端から端まで歩いたが5km位はあっただろうか。
朝もやの中に連なる様々な形、色のヒンズー教寺院、そして沐浴している人々、この光景はまるで別世界だ。





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ガートはそのまま水の中まで続いている。
この階段のおかげで、雨季、乾季でガンジス河の水量が違っても、
いつでも沐浴ができるようになっている。





沐浴のしかたも人によって様々だ。
ここでは老若男女、身分、いずれも関係なく沐浴をしているように見えた。


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何かを考えながら浸かっている人。





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まるで風呂代わりに使っている人もいた。
体をゴシゴシ洗っていた。





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祈りを捧げている人もいる。





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何となく男性の場所、女性の場所に分かれているようで、
女性の場所は鮮やかな色が目に入ってくるのですぐわかる。





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子供にとってはここは水遊びの場所かもしれない。





ガートは歩けば歩くほど、いろいろなものが見えてくる。
初めて見る光景、不思議な光景、衝撃的な光景、
ヒンズー教徒でなく、インド人でなくてもベナレスが聖地と呼ばれるのがわかる気がする。



言い尽くせないので、
あと何回か、ガンジス河を記事にしていきます。