#43~46 長崎・五島列島(福江島) 12/8~10 その2

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五島列島キリスト教との関わりが深く、福江島にもたくさんの教会が建っています。
それら教会のほとんどは明治時代以降に造られたもので、中には個性的な造りのものもありました。

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教会は中に入ることができます。
決まった時間にミサが行われているようですが、それ以外の時間はとても静かな空間でした。
海外では観光地として教会を訪れることはありますが、
日本で意識して教会を見ること、ましては中に入ることなど初めてで、
何だか不思議な気分になります。





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十字架をかたどった墓標が並ぶキリスト教の墓地があり、これもまた初めて見る光景です。




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教会や墓地にはマリア像が置かれていました。



各教会や資料館では、次のようなキリスト教に関わる興味深い話を聞くことができました。


1549年に鹿児島にキリスト教が伝わってから数年後、
五島列島を含む長崎の各地でもキリスト教が普及し始めました。
しかし間もなく豊臣秀吉によってキリスト教は禁止され、明治時代に至るまでの長い間弾圧されるのです。
それでも信者達は密かに信仰を続け、彼らは「隠れキリシタン」と呼ばれるようになります。
明治に入ってキリスト教が解禁されると、信者は次々に教会を建てていきました。

一方、一部の「隠れキリシタン」は、代々信仰を続けるうちに長い年月を経ながら日本独自の信仰と交わり、
本来のキリスト教とは異なる独自の信仰へと発展していきました。
現在でも少数ながらこの独自の信仰を継承している人がいて、今では「カクレキリシタン」と呼ばれるそうです。
もはや隠れて信仰を続けているわけではないので、
一つの信仰を意味する言葉としてカタカナ表記にしているとのこと。
初めて正しい意味を知った気がしました。
小さな島にも深い歴史があるのだなと、もう少し詳しく知りたいと思いましたね。




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福江島は温泉にも恵まれています。
今日の宿は「豆谷旅館」という温泉宿。
食事もまたまた大満足で、今回の旅行は言うこと無しです。


食事、温泉、そして興味深い歴史に直面したこと、
こうして長崎の島々にも興味が湧いてきました~!